☆☆ 奇跡の観戦日記 (ラグビーの神様 山口良治先生のご令嬢)

カナダ在住 東亜子姉の随行日記

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9月17日 朝6時に京都の家を出発し、伊丹空港より羽田、そして12時間の飛行を経て無事にロンドンヒースロー空港空港に着きました。空港へは35年来の友人スティーブ・ジョンソンが迎えてくれ、車で2時間彼の住むEly(イーリー)と言う街まで来ました。着いたのが夜の8時。簡単に夕食を済ませ長い1日頑張り終了しました。

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9月18日 今朝はまずここイーリーの街を一時間弱散歩しました。長い歴史を感じさせる家並み、そしてとても素晴らしい大聖堂がありました。ホテルに戻ってきてからは、イギリスの朝食(スクランブルエッグがトーストにのってる)をいただき、午後からは車で約30分郊外に行ったレストランで遅めの昼食をいただきました。そのレストランは川の裏手にあり、みんながゆーっくりと食事をしたり、お酒を飲んだりする日本ではなかなか味わえないような時間を楽しみました。いよいよ明日は日本対サウスアフリカ戦です! 9月19日(土) W杯の歴史で最高の試合・日本のラグビーの歴史が変わった瞬間

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いよいよ本日日本戦です。朝8時半にホテルを出て駅へ向かう。しかし予定していた電車がキャンセルになっており急遽違う電車でロンドンへ。乗り換えること3時間かかって試合が行われるBrighton(ブライトン)に着きました。日本戦ということでスタジアムにはあまり観客がいないかと思えばほぼ満員。3分の2の観客が日本チームの応援をしてくれ、ものすごい熱気に包まれ 舞い上がる感動 いざ試合開始、日本チームのタックルの素晴らしいこと。簡単にサウスアフリカにはトライを許さず、終始美しくシャープでスピードあるパス回し 素晴らしいプレーで85分間戦い抜き、ワールドカップが始まって以来歴史に残る試合を披露してくれました。こんな劇的な試合を生で観戦することができ、なんて光栄でしょう!次のスコットランド戦の健闘も祈ります。

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9月20日(日) 日本の勝利より一夜明け、朝から沢山の人から「昨日の日本の試合は最高だったよ」と声をかけられました。ニュースでも新聞でも大々的に日本の健闘を伝えられていました。きっと誰一人として日本の勝利を予期した人はいなかったことでしょう。 ブライトンはイギリスのリゾート地。昔は王様が休暇に来る場所だったとか。お天気にも恵まれ海辺でお散歩と朝食。また電車を乗り継ぎイーリーに戻ります。

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9月21日(月) 今日と明日は休息日。これぞイギリスのお天気とばかりに、曇り空とにわか雨。 午前中はここの街にあるスーパーをぶらぶら。午後からはスティーブが勤めている学校のラグビー見学。2日後のスコットランド戦に備え体力温存しています。

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9月22日(火) 今日もイーリーは曇り空。 午前中はイーリー大聖堂の見学。 聖堂内は素晴らしいステンドグラスと木工彫刻に囲まれていました。 午後からは街の中心地をぶらぶらとウィンドウショッピング。夜は近所のパブでウォレンおじさんと楽しいひと時を共に過ごしました。 明日はいよいよ 日本vs スコットランド戦。Go Go JAPAN!!! 大健闘を祈ります。

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9月23日(水) 本日ジャパンvs スコットランド戦が、ここイーリーから車で3時間離れた街、グロスタで行われました。 残念ながら2度目の奇跡はおこりませんでした。日本は前回より少しミスが目立ち、サウスアフリカ戦からの疲れ、それに加え相手スコットランドはホームチーム。ちょっと勝利には手が届きませんでした。それでも前半はフォワードの活躍とタックルでスコットランドに大きなプレッシャーを与えていました。点数の開きはあるものの、トライもとり、何度もゴール前までボールを運び大健闘しました。ぜひ10日間の休息を経て、残りの全戦、日本の素晴らしいパフォーマンスを期待します。

9月24日(木)
本日もまたお天気に恵まれました。
昨日でラグビー観戦も終わったので、
今日からは思い出の地めぐり。

イーリーから車で約1時間半離れた、
ラグビー発祥の地「ラグビー市」にやってきました。この地も昔現役時代に訪れた思い出の地。
ラグビーを生み出した ウイリアム・ウェッブ・エリス少年の銅像と記念撮影。ラグビー博物館、アートギャラリー、一番最初に作られた革のラグビーボール屋「ギルバート」ミュージアムにも立ち寄り、ラグビーの原点、歴史、思い出に触れる事が出来た1日でした。

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9月25日(金)
イギリス滞在日数も残りわずか。
お天気も最高!
イーリーから車で30分、ここも現役時代に訪れた街ケンブリッジ。
ケンブリッジ大学のカレッジが沢山立ち並ぶこの街を、平底船にのって船頭さんのガイド付きで1時間かけて見て回りました。イギリスの長い長い歴史と、素晴らしいレンガの建物と緑に包まれ、ゆったりと又歴史の中に引きずり込まれるような感覚を味わえた旅でした。
ランチはスティーブの義息子がGMを務める、イギリスで有名なシェフ、ジェイミー・オリバーのレストランでいただきました。

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9月26日(土)

今日はここイギリスで過ごす最後の日。朝はまず街の中心地で行なわれているファーマーズマーケット(朝市)を見学。夕飯と明日の朝のパンを探しに。その後は週末という事で、スティーブの息子アレックスと、娘ナディーンの家族と一緒に、郊外にある川沿いのレストランへ。子どもたちと外で遊びながらランチ。
夜は荷造りをしながらイギリス人にとっては一番大事な試合、イングランド vs ウェールズの試合をテレビ観戦しました。
いよいよ明日の夜日本へ

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9月27日(日)                              もともとの予定を少し変更して、朝7時半にイーリーを出発。まずは今回のワールドカップ開会式の会場であったトュウィッケナムスタジアムを見学。1972年U23チームでvsイングランド戦でゴールキックを決めた思い出のスタジアム。グラウンド脇から見た南側のラグビーポスト。当時戦っていた時の記憶、感覚がそのまま蘇ってきました。イギリスを離れる前にどうしても訪れたかったこのスタジアム。最後の最後にもう一度ここに来ることができ感無量でした。
今回のイギリスの旅。ハイライトは沢山ありました。ワールドカップが始まって以来の歴史に残る劇的な試合と言われた 日本vs南アフリカ戦の観戦。ラグビー発祥の地、ジャパン代表としてこのイギリスで戦った思い出の地の訪問。旧友スティーブとの再会。ラグビーというスポーツを通じてつくられた素晴らしいメモリーの数々を振り返る事ができ、このイギリスの旅最高の幕を閉じました。

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